薬剤師免許を取得後、私は企業に就職しました

私は2000年に某薬科大学に入学、2004年に卒業し薬剤師免許を取得しました。現在の薬学部は6年制ですが、私が学生だった頃はまだ4年制でした。卒業後は病院や薬局で薬剤師として働く方法もありましたが、私は製薬会社に就職することを選択しました。私が通っていた薬科大学では3分の1が大学院へ進学、3分の1が薬剤師として就職、そして残りの3分の1が企業へ就職といった割合でした。ですので製薬会社へ就職することは決して珍しい例ではありませんでした。
私は製薬会社で医薬情報担当者、一般にはMRと呼ばれる職に就き、7年間働きました。私の勤めていた会社ではMRは薬学部出身者に限られていたわけではなく、文系や一般理系出身者もいました。しかし仕事内容は薬剤や疾病に関するものが大半になります。薬学系知識が豊富に必要となるため、薬学部出身者の方が圧倒的に有利なこともあり半数以上が薬剤師免許を持っていました。他社では薬学部出身者のみを採用していたところもありました。
私は入社してから7年間、医師や薬剤師に薬剤の情報を提供したり、副作用が出たときにはその情報を会社へフィードバックするといった仕事をしていました。そのため薬剤に関する知識はそれなりに身に着いたと思っています。しかし一般の薬剤師のように調剤や患者さんへの薬剤指導をするようなことは全く経験がなく、強いて言うならそのような薬剤師らしい仕事をしたのは学生の頃の実習だけです。
今思うことは、会社を退職して薬剤師として薬局で働こうと思っても、薬剤師免許を持っているだけで薬剤師経験がゼロであり、さらに6年制を卒業した薬剤師も多くいる中で、私は必要とされる存在なのかということです。